【2023年】おすすめVPN比較はコチラ

VPNを常時接続するデメリットは?VPNの各種接続タイプを比較

当ページのリンクには広告が含まれています。
VPNを常時接続するデメリットは?VPNの各種接続タイプを比較

VPNサービスの利用が一般的になり、プライバシー保護やセキュリティ強化のために導入する人が増えています。しかし、「VPNは常時接続すべきか」という疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、VPNの常時接続するデメリットとメリット、そして各種接続タイプを詳しく比較・解説したいと思います。

目次

VPN常時接続デメリット

VPNの常時接続には便利な面もありますが、通信速度の低下やバッテリー消費の増加など、いくつかのデメリットにも注意が必要です。詳しく下記で説明していきます。

通信速度の低下

VPNを使用すると、データの暗号化や遠距離のサーバーを経由するため、通常より通信速度が低下します。特に高画質動画の視聴やオンラインゲームなど、高速通信が必要な場合に支障をきたす可能性があります。

バッテリー消費の増加

スマートフォンやノートPCなどのモバイルデバイスでは、VPNを常時接続することでバッテリー消費が著しく増加します。バックグラウンドで常に暗号化処理を行うため、通常より早くバッテリーが消耗してしまいます。

特定サービスへのアクセス制限

一部の銀行アプリやストリーミングサービスは、VPN接続を検知すると機能を制限したりアクセスをブロックしたりします。常時接続していると、これらのサービスを利用する際に毎回VPNを無効化する手間が発生します。

ローカルコンテンツへのアクセス問題

海外サーバーに接続している場合、国内向けのコンテンツにアクセスできなくなるケースがあります。例えば、日本のテレビ番組を視聴したい場合に、海外IPアドレスだと視聴できないといった問題が発生します。

コスト面の問題

無料VPNには多くの場合、データ転送量ケースに制限があります。常時接続していると、この制限にすぐに達してしまう可能性も。有料サービスでも、通信量に応じて課金されるプランの場合はコストが増大します。

VPN常時接続のメリット

VPNを常時接続することで、セキュリティやプライバシー保護を強化し、地域制限コンテンツへのアクセスもスムーズになります。

継続的なセキュリティ保護

VPNを常時接続しておくことで、オンライン活動が常に保護された状態になります。特に公共Wi-Fiなどの安全でないネットワークを頻繁に利用する場合、自動的に保護されるメリットは大きいでしょう。

プライバシー保護の徹底

ISP(インターネットサービスプロバイダ)や第三者による通信監視から常に保護されます。ブラウジング履歴や閲覧習慣などの個人情報が収集されるリスクを軽減できます。

地域制限コンテンツへの継続的アクセス

特定の国や地域のコンテンツに定期的にアクセスする場合、毎回VPN接続を設定する手間が省けます。例えば、海外のストリーミングサービスを頻繁に利用する方には便利です。

VPNの各種接続タイプ比較

VPNの接続タイプにはさまざまな選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。利用目的に合わせて適切な接続方法を選ぶことが重要です。接続タイプごとにメリットデメリットを下記で説明していきます。

1. 手動接続型

最も基本的な接続タイプで、ユーザーが必要に応じてVPNを有効・無効にします。

メリット

  • 必要な時だけ接続するので、バッテリー消費やパフォーマンスへの影響を最小限に抑えられる
  • 特定のサイトやサービスに合わせて接続先を柔軟に変更できる

デメリット

  • VPN接続を忘れるリスクがある
  • 毎回手動で接続操作が必要

2. 自動接続型(アプリ起動時)

アプリ起動時に自動的にVPN接続を確立するタイプです。

メリット

  • 操作の手間が省ける
  • 接続忘れのリスクが減少する

デメリット

  • アプリを終了すると保護も終了する
  • バックグラウンドでの通信は保護されない場合がある

3. 常時接続型(Always-On VPN)

デバイスの起動時に自動的に接続し、接続が切れても自動的に再接続を試みるタイプです。

メリット

  • 継続的なセキュリティ保護
  • 接続忘れがない
  • 接続が切れても自動的に再接続

VPN常時接続デメリット

  • バッテリー消費が大きい
  • 通信速度への影響が継続的
  • 使わない時も常に接続状態を維持

4. スプリットトンネリング型

特定のアプリやサイトだけVPN経由で接続し、それ以外は通常の接続を使用するタイプです。

メリット

  • 必要なアプリだけ保護できる
  • バッテリー消費を抑えながら重要な通信を保護できる
  • 特定のサービスだけ地域制限を回避できる

デメリット

  • 設定が複雑
  • 保護されていない通信路があるため、完全な保護ではない

VPNを有効にすべき状況

以下のような状況では、VPNを有効にすることを強くお勧めします。

  1. 公共Wi-Fi利用時: カフェや空港などの公共Wi-Fiは非常に脆弱なため、必ずVPNを使用しましょう
  2. オンラインバンキングやショッピング時: 個人情報や決済情報を扱う場合は保護が必要です
  3. 地域制限コンテンツにアクセスする場合: 海外のストリーミングサービスなどを視聴する際に有効です
  4. プライバシーを重視する検索や閲覧時: 追跡を避けたい場合はVPNを使用しましょう

まとめ

今回は、VPNの常時接続するデメリットとメリットについて紹介しました。結局のところ、VPNを常時接続すべきかどうかは、ユーザーの利用シーンやニーズによって異なります。セキュリティを最優先するなら常時接続型、バッテリー寿命や通信速度を重視するなら手動接続型やスプリットトンネリング型が適しているでしょう。多くの場合、公共Wi-Fiを利用する時や機密情報を扱う時だけVPNを有効にし、自宅の安全なネットワークでは無効にするといった使い分けが最適解になります。最新のVPNアプリには、特定のネットワークに自動的に接続するといった柔軟な設定オプションがあるため、これらを活用することで利便性とセキュリティのバランスを取ることができます。自分の利用パターンを分析し、適切なVPN接続タイプを選択することで、デメリットを最小限に抑えながらVPNの恩恵を最大限に享受できるでしょう。

目次