個人情報が売買されているとされるダークウェブですが、一般人が閲覧するには危険も伴う上に方法が分からないという人もいると思います。
そこでこの記事では安全な形でダークウェブに自分の個人情報が流出しているかを確認する方法を紹介しています。
ただし、個人情報が流出しているからといって、流出を止められるわけではありません。アカウントのパスワードなどが流出していた場合は、乗っ取られる前に変更するといった対処をするための措置だと考えてください。
セキュリティソフトでチェックする方法
セキュリティソフトにはダークウェブに個人情報が流出しているかどうかを確認する機能が備わっているタイプがあります。セキュリティの専門家がチェックしてくれるので信憑性はかなり高く、もしパスワードなどが流出しているなら変更するように通知が出るので利便性もかなり高いです。
各セキュリティソフトの特徴は次の見出しをご覧ください。
ノートン360デラックスの場合
ノートン360でダークウェブの個人情報流出チェックをするには、デラックス版以上の料金プランを購入する必要があります。プラスプランとスタンダードプランではダークウェブの個人情報流出チェックができない点に注意してください。インストールするとダークウェブモニタリングという機能が使えるようになります。
インストールしたら以下のプライベート情報を登録することで、ダークウェブの個人情報流出チェックが行えるので、試してみましょう。これらの情報を登録すると、ノートン360がダークウェブ上の取引情報を確認し、情報漏洩が発覚すると通知が行くようになっています。通知が来たらパスワードの変更やクレジットカードの再発行をして悪用を防ぐことができます。
| 個人情報 | 備考欄 |
| 運電免許証番号 | |
| 保険証書番号 | 最大5件まで登録可能 |
| 住所 | |
| メールアドレス | |
| 電話番号 | |
| 銀行口座番号 | 最大10件まで登録可能 |
| クレジットカード番号 | |
| ゲーマータグ |
ESETセキュリティの場合
ESETセキュリティでダークウェブの個人情報流出チェックを行うには、ESETHOMEセキュリティアルティメットの購入が必須です。また、該当商品を購入してもESETSecureAuthenticationという二段階認証を登録しないと利用できません。さらにESETSecureAuthenticationは、必ずAndroidやiPhoneなどのスマホが必要な点にも注意しましょう。ESETHOMEセキュリティアルティメットを購入したら、ESETHOMEにログインして表示されたメニューの中からメンバーをクリックします。
次に個人情報漏洩監視のタブの中から保護を追加と書かれたボタンをクリックし、ESETHOMEセキュリティアルティメットのサブスクリプションを選択し続行を押します。最後に個人情報漏えい監視のアクティベーションという画面が表示されるので、二要素認証とチェックしたい個人情報を登録すればダークウェブで個人情報流出しているかをチェックできます。
なお、ESETセキュリティでは以下の情報を登録してダークウェブに流出しているかを確認できます。
| 個人情報 | 備考欄 |
| 名前 | |
| 住所 | |
| メールアドレス | 最大10件まで |
ウイルスバスターの場合
ウイルスバスターでダークウェブの個人情報流出チェックができるプランは、年額版のウイルスバスター トータルセキュリティスタンダードとウイルスバスター トータルセキュリティプレミアムのみです。ソフトをインストールしたら、トレンドマイクロ公式サイトのマイポータルでアカウントを作成し、トレンドマイクロアカウントにログインしてください。
マイポータルにログインしたら、個人情報の流出を監視というメニューの中から、トレンドマイクロIDプロテクションをクリックしインストールしてください。インストールが完了したらトレンドマイクロのWEBポータルのID監視の管理画面を開き、メニュー下部の今すぐ保護をクリックし、ダークウェブの個人情報流出チェックしたい個人情報を登録してください。
なお、ウイルスバスターでは、以下に紹介する情報のみ流出を確認できます。
| 個人情報 | 備考欄 |
| メールアドレス | 最大5件まで |
| 電話番号 | |
| 銀行口座番号 | |
| クレジットカード番号 | 最大10件まで |
| 運転免許証番号 | 1件まで |
| パスポート番号 | 1件まで |
通信事業者のサービスでチェックする方法
パソコンを持っておらずスマホしか持たない人は、ドコモやauなどの通信事業者が提供しているダークウェブの個人情報流出チェックサービスを利用する方法がおすすめです。
セキュリティソフトよりも安価で利用できるサービスが多く、設定も簡単なのでぜひ次の見出しで紹介しているようなサービスを利用してください。
ドコモのセキュリティサービスについて
ドコモサービスでダークウェブへの個人情報流出チェックを行うには、あんしんセキュリティスタンダードプランへの加入が必要です。ドコモ回線に登録している人のみ利用できるサービスですが、月額550円で利用できる魅力があります。また、申し込みするだけで即日利用可能になるので、ダークウェブに関する知識が無い人でもとりあえず登録しておけば個人情報流出への対策ができます。
しかも、クレジットカードやドコモアカウントが不正に利用された場合は、決済業者の保証金額を超えた100万円までの不正利用を保障してくれます。
ソフトバンクでチェックする方法とは
ソフトバンクのダークウェブへの個人情報流出チェック機能は、全国防犯協会連合会から推奨されている信頼性の高いサービスです。申し込むには月額440円の費用が必要ですが、他のサービスとは違いSNSのアカウントまで流出チェックができる利点があります。利用契約を結んだら、AppstoreかGoogleplayでソフトバンクのセキュリティONEというアプリをインストールしてください。アプリを起動したら利用規約に同意し、トップページの一番下にある個人情報を流出チェックという項目をタップし、監視したい個人情報を登録してください。
なお、流出チェックができる個人情報は以下の情報のみとなっています。
| 個人情報 | 備考欄 |
| メールアドレス | 最大10件まで |
| ログインID種類不問 | |
| 銀行口座 | |
| クレジットカード | |
| 電話番号 | 最大5件まで |
| パスポート | 最大2件まで |
| 運転免許証 |
まとめ
ダークウェブに個人情報流出しているかチェックするには、セキュリティソフトの機能や通信事業者などが提供しているサービスを利用する必要があります。セキュリティソフトのサービスはパソコンやスマホ問わず対策ができる上にチェック範囲が広い利点があります。対して通信事業者が提供しているサービスは、スマホしか利用できない半面利用料金が安く、導入しやすい利点があるので、自分の環境に合わせたサービスや機能を利用しましょう。









