トレンドマイクロから発売されているウイルスバスターは、高いウイルス駆除効果がよく話題になりますが、VPN性能の高さも評価されていることをご存じでしょうか?しかし、知識の無い人はVPNが本当に必要かどうか判断に困るので、この記事ではウイルスバスターのVPNが必要かどうか使い方も合わせて紹介しています。スマホで設定したい人に向けた使い方も紹介しているので、複数の端末にウイルスバスターをインストールする予定の人はぜひ御覧になってください。
ウイルスバスターのVPNは本当に必要なの?
ウイルスバスターのVPNはインターネットの使用状況によって必要性が大きく異なります。その理由はVPNが大事なログイン情報などを暗号化するために使うからです。仮に日夜沢山のオンラインゲームをやったり、通販で様々なものをお買い物したりする人はウイルスバスターのVPNを使ったほうがいいでしょう。反対にインターネットでニュースを見たり、Youtubeで動画を視聴したりする程度の使用頻度なら使わなくても問題ないでしょう。
ウイルスバスターVPNを使わないときの注意点とは
ウイルスバスターのVPNを使わないときの注意点は、GoogleやWEBサービスのパスワードは定期的に変えることです。いくらVPNでセキュリティレベルを上げても、簡単なパスワードを設定していると悪意あるユーザーに簡単に突破されてしまいます。また、Googleのアカウントを使って、スマホゲームの課金をしている人は、VPNを使っていないと意図せぬ間にアカウント情報が盗まれる可能性もあります。
フリーWifiを使うときのウイルスバスターVPNの必要性について
公共のフリーWifiを使う人で、ウイルスバスターVPNの利用を検討している人は、実際に起きた事件から必要性を考慮してみましょう。例えば2024年にオーストラリアで発生した事件では、空港に偽のWifiアクセスポイントを設置して、利用者の個人情報が盗まれていました。しかし、この事件の被害者がもしウイルスバスターのVPNを使っていたなら、怪しいWifi中継ポイントを察知できたはずです。さらに仮にインターネットに接続したとしてもVPNのおかげで通信が暗号化されているため、被害を最小限に食い止めることができました。
このような事件が発生する危険性が考慮されることから、ウイルスバスターのVPNは利用したほうが良いと言えます。
インターネット回線業者もおすすめするVPN接続の必要性とは
日夜インターネット回線の運営に力を入れているNTT東日本では、フリーWIFIを利用する人へVPNの利用を強く推奨しています。やはりアカウント情報盗難のリスクを考えるなら、VPN接続はしたほうが良いという結論のようで、NTTでもインターネット回線の関連サービスとしてVPNを提供しています。
ウイルスバスターとNTTが提供するVPNの比較ポイント
ウイルスバスターのVPNとNTTのVPNの大きな違いは、回線相性です。ウイルスバスターに限らず、VPN接続はインターネット回線に大きな負担をかけるので、混雑していると回線が低速になってしまう欠点があります。しかし、NTTは回線の混雑状態に合わせてVPNの設定を変更できるので、回線速度の被害を最小限に抑えられます。対して、ウイルスバスターのVPNは回線速度に合わせて設定を変更できるものの、回線の中継ポイントの相性など様々な要因を考慮しなければならないため、知識がない人にはおすすめできません。
しかし、ウイルスバスターVPNは、NTTと違い工事が必要ないので、低予算で導入できるメリットがあります。
自分の職業から選ぶウイルスバスターVPNの必要性について
もし自分がパソコン関連のエンジニアの仕事をしているなら、ウイルスバスターのVPNは必要と考えたほうがいいでしょう。その理由は、エンジニアの仕事内容はいつどんなところで盗難にあうかわからないからです。例えばIT関連のニュースを視聴していると、たまにエンジニアによる人為的なミスで情報が漏洩したことが発覚したなどのニュースを見たことはありませんか?これらの事件の中には、VPN接続を導入していないことが事件発生の切っ掛けになったとも言われています。
2015年に発生した大阪府栄市の事件がその代表例で、担当者が家に市民の個人情報を持ち帰ってしまい、公開された状態で長時間放置されてしまっていたそうです。そんな状況になっても、仮にVPN接続をしていれば情報漏洩は防げたかもしれないので、ウイルスバスターのVPNはパソコンを扱う仕事をする人にとって必要不可欠なものと言えます。
ウイルスバスターVPNの使い方を大紹介
ウイルスバスターのVPNを使うには、スマホ版ウイルスバスターのインストールと、トレンドマイクロアカウントの作成が必要です。トレンドマイクロアカウントはメールアドレスさえあれば作れるアカウントで、トレンドマイクロのログインページから行うことが可能です。アカウント作成後スマホからログインできたら、表示されたWifi接続を保護というメニューにあるインストールと書かれた青いボタンをタップしストア画面を開いてください。
次に利用規約に同意するとVPNの無料体験を開始するメニュー画面が表示されるので、無料体験版の使用開始をタップするとVPN接続の開始ボタンが表示されたメニューが表示されます。
ウイルスバスターVPN権限設定について
ウイルスバスターのVPNの初回起動時には画面上部に権限設定を促すポップアップが表示されるため、設定を押してウイルスバスターVPNがスマホの位置情報にアクセスすることを許可してください。また、接続先に合わせて接続するVPNサーバーの場所もアプリ画面中央のプルダウンメニューから変更しておきましょう。さらにVPN設定では、スマホでWifiに接続したときに自動でVPNを起動するかどうかを選択できるので、自動で接続するになっていることを確認してください。
まとめ
ウイルスバスターのVPNは、インターネットの使用目的によって必要かどうかが大きく異なります。特に有料サービスを使ったり、システムエンジニアなどのパソコンを使うことの多い職業の方は必要になるケースが多いです。さらに、NTTなどのインターネット回線業者もVPN接続で安全性を高めることを推奨しているので、予算があればできるかぎり導入することをおすすめします。